本文へ移動

リピート・ご紹介で基本工賃10%OFF!

ホイールナットとは?貫通ナットと袋ナットの違いと選び方

大島 正公開:更新:

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。

タイヤやホイールを車体に取り付ける際に使われるホイールナット。普段は目立たない部品ですが、走行中のホイールを安全に車体へ固定するために欠かせない役割を担っています。

ホイールを車体に固定するホイールナットの役割

ホイールナットは、車体側のハブから突き出ているハブボルトと組み合わさることで、ホイールをハブ面に密着させて固定する部品です。

車種によっては、ナットを使わずホイールボルトで固定する方式もあります。

貫通ナットと袋ナットの違い

ホイールナットの形状は、大きく「貫通ナット」と「袋ナット」の2種類に分かれます。

貫通ナット

ナットの中心にあるねじ穴が両端とも開いており、筒状に貫通している形状のナットです。装着した際にハブボルトの先端が外側に見えるのが特徴です。

選ぶ際は、ねじの直径やピッチ(ねじ山の間隔)、ホイールと接する座面形状(テーパー座、球面座、平面座など)の一致はもちろんのこと、十分な有効ねじのかかり代が必要です。ボルト先端の車体外側への突出にも注意が必要です。

袋ナット(キャップナット)

ナットの片側が閉じられており、帽子(キャップ)のような形をしたナットです。ハブボルトの先端がナット内部に収まるため、外側からボルトが見えずすっきりとした足回りの外観になります。

袋ナットを使用する際に注意が必要なのが、ボルトが長すぎることによる底突きです。ハブボルトの突出量がナット内部の有効ねじ深さよりも長い場合、ボルトの先端がナットの底に突き当たってしまいます。底突きを起こすと、規定の力で締め付けたつもりでもホイールの座面まで十分に密着せず、走行中にナットが緩んだりホイールが脱落したりするトラブルの原因になります。ロングハブボルトに交換している場合などは、ボルトの長さとナットの内部深さが適合しているかを事前に確認することが重要です。

締め付けトルクの重要性

ホイールナットは、単に力を込めて強く締めればよいというものではありません。ホイールナットを締め付ける力(トルク)は、各自動車メーカーが車種ごとに定める規定値に合わせます。

締め付けトルクが適切でない場合、次のような不具合の原因になります。

  • 締めすぎ(過締め):ボルトに過剰な引っ張り力がかかって伸びてしまい、走行中に折損する危険が生じます。また、ホイール側の座面を変形させる恐れもあります。
  • 締め不足(トルク不足):走行中の振動によってナットが徐々に緩み、ホイールのガタつきや脱輪につながります。

適切な力で取り付けるためには、目分量や手の感覚に頼るのではなく、トルクレンチを使用して車両規定トルクで確実に締め付けることが不可欠です。また、ナットを締め付ける際は、対角線の順序で均等に締め進めることで、ホイールの偏芯を防ぎ、走行中の振動やハンドルのブレを予防できます。

タイヤ交換から約100km走行後の再確認

新品のタイヤやホイールを装着した際や、タイヤの脱着作業を行った後は、ブリヂストンは約100km走行した段階で、ナットの締め付け状態を再確認するよう案内しています。

装着初期は、走行時の振動や各部品の当たり面がなじむことによって、締め付け状態にごくわずかな変化が生じることがあります。トルクレンチを用い、車両規定トルクに合わせて締め付け状態を点検します。

まとめ

ホイールナットは、ハブボルトと組み合わさってホイールを正しく固定する部品です。

  • 形状には貫通ナットと袋ナットがあり、ねじ径やピッチ、座面形状の一致に加え、袋ナットの底突きや十分なねじのかかり代の確認が必要です。
  • 締めすぎはボルトの伸びや折損、締め不足は緩みや脱輪のリスクを招くため、車両規定トルクを守って対角順に締め付けます。
  • 交換後はおよそ100km走行した時点で、トルクレンチを用いて規定トルクが維持されているか締め付け状態を再確認することが大切です。

ホイールナットの選定やトルク管理に不安がある場合は、適切な工具と手順で作業を行える専門店への相談をおすすめします。当店でも持ち込み交換やタイヤの状態を確かめる無料のタイヤ点検に対応していますので、お気軽にお立ち寄りください。

参考資料

サービスのご利用・ご相談はこちら