リトレッドタイヤ(更生タイヤ)とは?大型トラックを支えるエコな再生技術
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
溝が減ったタイヤを再生する仕組み
乗用車のタイヤは、溝がすり減って使用限界に達すると、タイヤ全体を新品へ交換するのが一般的です。一方、トラックやバスでは、使用済みタイヤの土台となる「台タイヤ」を検査し、路面と接するトレッド部分を新しくして再び走れるようにする仕組みがあります。
このようにして作られたものが「リトレッドタイヤ」(更生タイヤ)です。健全な台タイヤを再利用することで、タイヤ製造に必要なゴム資源を節約し、車両の維持にかかる費用を抑える選択肢として活用されています。
リトレッドタイヤはどうやって作られるの?
製造工程は方式によって違いがありますが、台タイヤの検査、摩耗したゴムの除去、新しいトレッドの形成という流れが基本です。ブリヂストンが紹介するプレキュア製法では、次のような工程で再生されます。
1. 台タイヤを検査する
回収された使用済みタイヤの中から、傷や変形がないかを外観や内面、専用の検査装置で確かめ、再生に適した台タイヤを選び出します。その後、残った古いトレッドゴムを削り取って下地を均一に整えます。
2. 新しいトレッドを形成する
下地を整えた台タイヤに未加硫の接着用ゴムを貼り、あらかじめ溝模様を成形したトレッドゴムを重ねます。これに熱と圧力をかける加硫を行い、台タイヤと新しいトレッドを強固に接着させます。
3. 完成品を検査する
トレッドを接着したタイヤは、外観や耐圧性能などを検査し、基準を満たしているか確認したうえで完成品となります。
どんな車で使われる?
リトレッドタイヤは、主にトラックやバスなどの商用車で使われています。車両を支える台タイヤを再利用し、摩耗するトレッド部分を新しくできることが特徴です。
ただし、走行時の安全を保つために、製品ごとに指定された装着条件を守る必要があります。例えばブリヂストンでは、同社のリトレッドタイヤについて、操舵を行う前輪への装着を禁止しています。また、日常の空気圧管理は新品タイヤと同様に欠かせません。車種やサイズ、メーカーの指定条件を確認して適切に使用することが重要です。
まとめ:物流を支える隠れた立役者
- 検査で健全と判断された台タイヤに、新しいトレッドを接着して再生するタイヤ
- トラックやバスなどの商用車を中心に、省資源とコスト抑制の選択肢として使われる
- メーカーが指定する装着位置や空気圧管理など、製品ごとの使用条件を守って正しく使う
タイヤは摩耗するたびに全体を取り替えるだけでなく、しっかりした土台を見極めて再利用する技術によって、物資を運ぶ車両の足元を支えています。
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参考:ブリヂストン「リトレッドタイヤ」、ブリヂストン「小型トラック/バス RETREAD」、ブリヂストン:リトレッドタイヤの使用上の注意