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【振動】ホイールバランスは合っているのに震える?「ユニフォミティ」の問題

大島 正公開:更新:

小山市のクレスコタイヤサービスです。

ホイールバランスを調整したにもかかわらず、走行中に細かな振動が伝わってくることがあります。車輪の振動には足回り部品の劣化やホイールの変形など複数の要因がありますが、タイヤ自体の「ユニフォミティ(均一性)」に起因しているケースも考えられます。

重量のバランスが取れていてもなぜ振動が起きるのか、タイヤのユニフォミティの仕組みと対策について解説します。

ユニフォミティとは

タイヤはゴムや補強コードなど複数の部材を組み合わせて作られているため、外観上はきれいに見えても、寸法や構造の硬さにわずかなばらつきが生じることがあります。この寸法の整い具合や硬さの均一性を表す指標がユニフォミティです。

主な要素として、寸法と剛性の2点があります。

寸法の均一性

回転中の外径などのばらつきを指します。寸法の振れは振動に関係しますが、振動への影響を調べるには荷重をかけた状態での測定も必要です。

剛性の均一性

タイヤの一周でゴムの厚みや部材の硬さが均一であるかを表します。硬い部分と柔らかい部分があると、車重がかかって回転した際に車軸へ伝わる半径方向の力(ラジアルフォース)に変動が生じます。この力のムラをラジアルフォースバリエーション(RFV)と呼び、走行中の振動につながります。

なぜバランス調整だけでは振動が残ることがあるのか

一般的なホイールバランサーは、車輪を浮かせて無負荷の状態で回転させ、重量の偏りを打ち消すようにバランスウェイトを取り付ける仕組みです。

しかし、走行中の振動は重さのアンバランスだけでなく、車重がかかった状態で生じる寸法の振れや剛性のムラ(RFV)によっても発生します。そのため、重さの釣り合いが合っていても、荷重下で発生する力の変動は通常のバランス調整だけでは解消できません。

また、タイヤの変形や振動にはいくつかの状況が考えられます。縁石への接触など強い衝撃を受けたタイヤは、内部のコードが破断して変形している恐れがあり、安全のためにも点検が必要です。

長期間動かさずに駐車していた車両では、接地部分が平らに変形するフラットスポットが生じることがあります。走行してタイヤが温まると解消する一時的なものもあれば、走行しても変形が戻らないものもあります。

ユニフォミティによる振動への対策

走行荷重を再現して力の変動を測定できる専用のバランサー(ロードフォースバランサーなど)では、タイヤとホイールの特性を測定し、組み合わせる位置を変える「マッチング」によって、車軸へ伝わる力変動を低減できる場合があります。

それでも力変動が許容範囲に収まらない場合や、タイヤ・ホイール自体に修正できない歪みや損傷がある場合は、タイヤやホイールの交換が必要となります。

クレスコタイヤサービスからのアドバイス

一般的なバランサーでは走行荷重時の剛性ムラまで計測することはできませんが、ホイールやタイヤの外観上の振れ、偏摩耗、損傷の有無などを確認することは可能です。

また、振動の原因はタイヤだけでなく、空気圧の過不足や足回りのガタつき、ハブの歪みなど車両側に原因がある場合もあります。バランス調整を行っても振動が収まらない場合は、タイヤの状態だけでなく足回りを含めた総合的な点検をご検討ください。

参考資料

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