【第18章】EV用ホイールの選び方|空力特性と電費の関係
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
プリウスをはじめとするハイブリッド車やEVの純正ホイールには、平面的な形状や樹脂製カバーを採用したものがあります。こうしたデザインには、空気抵抗を抑え、電費や航続距離を改善する役割があります。
今回は、「エアロホイール」の仕組みと、ホイールの形状が電費に与える影響を解説します。
1. タイヤハウス周辺に生じる空気抵抗
車が走ると、タイヤハウス(タイヤが収まる空間)の周辺では空気の流れが乱れます。回転するホイールも周囲の空気をかき乱し、空気抵抗を生む要因となります。
2. ホイールの整流効果で空気抵抗を抑える
エアロホイールは、スポークの隙間が少ないディッシュ形状や、樹脂製のエアロカバーで側面を覆う構造が特徴です。
ホイール側面の凹凸を減らして空気の流れを整えることで、空気抵抗の低減を図っています。
ドイツのEVレンタル事業者nextmoveは、2019年にTesla Model 3の18インチ純正ホイールを使い、エアロカバーの有無による電力消費を比較しました。3台で94kmの周回路を3周し、目標速度150km/hで走った試験では、カバー装着時の電力消費が約3%少なくなったと報告しています。うち1台はカバーを付けたまま走り、風や交通量の影響を比較するための基準車として使われました。
これは特定の車両・速度での測定結果です。日本の高速道路の速度域や、別の車種・社外ホイールでも同じ効果が得られるとは限りませんが、純正カバーの空力設計が電力消費に関わる実例です。
3. 社外ホイールへ交換する際の確認点
スタッドレスタイヤ用やドレスアップ用に社外ホイールを選ぶ際は、デザインとともに空力、重量、サイズを見比べましょう。
空力性能は、形状だけでは判断できません。候補のホイールについて、その車両での比較資料があるかを確認すると、電費への影響を考える参考になります。
重量も、ホイール単体だけでなくタイヤを含めて比較します。外径や負荷能力などの適合条件も重要で、軽いホイールだから電費が良くなるとは単純に判断できません。
電費を重視する場合は、純正ホイールとカバーを比較の基準にし、車両に適合するサイズや負荷能力を満たす製品の中から選ぶことが大切です。
まとめ:デザインと機能を考えたホイール選び
EVやハイブリッド車の平面的なホイール形状には、空気抵抗を抑える工夫があります。交換する際も、見た目に加えて空力やタイヤを含めた重量、車両への適合を見比べると、用途に合うホイールを選びやすくなります。
次回は、EVに中古タイヤを装着する際の確認点を取り上げます。車両に合う負荷能力や、現物の劣化状態の確かめ方を紹介します。
【第19章】EVの中古タイヤ選び:負荷能力と劣化をどう確認する?
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