本文へ移動

リピート・ご紹介で基本工賃10%OFF!

【第15章】オールシーズンタイヤはEVに使える?選び方と注意点

大島 正公開:更新:

小山市のクレスコタイヤサービスです。

オールシーズンタイヤは、乾燥路や濡れた路面だけでなく降雪時にも走行できるよう設計されており、季節ごとのタイヤ履き替えや保管場所の確保といった負担を軽減できる選択肢です。

EVにオールシーズンタイヤを装着する場合、車両の仕様に合わせた選び方と、冬季の路面状況に応じた性能の見極めが重要になります。選定のポイントと使用上の注意点を整理します。

EVでオールシーズンタイヤを選ぶ際の基本要件

タイヤを選ぶ際は車両指定のタイヤサイズ、ロードインデックス(荷重指数)、速度記号を満たしていることを必ず確認してください。負荷能力が不足していると、適正な空気圧を保っていてもタイヤに過度な負担がかかります。

また、通年で同じタイヤを装着し続けることになるため、残り溝の深さや偏摩耗の有無を定期的に点検することが重要です。

製品によって異なる雪道・凍結路への対応

オールシーズンタイヤには、国際基準で定められた雪上走行性能を満たすことを示すスノーフレークマーク(3PMSF)が打刻されている製品が多く見られます。ただし、このマークは一定の雪上性能を証明するものであり、氷上性能を保証するものではありません。

すべてのオールシーズンタイヤが同じ路面に対応できるわけではなく、設計によって凍結路面への適応力には差があります。

例えば、ヨコハマのBluEarth-4S AW21のように、圧雪路には対応するものの凍結路面を想定しておらず、凍結や過酷な積雪路ではスタッドレスタイヤの使用を推奨している製品があります。一方で、住友ゴムのSYNCHRO WEATHERのように、温度変化に反応するゴム技術を採用して氷上走行に対応する製品も登場しています。

走行を想定している地域の冬期路面と、各タイヤメーカーが公表している対応路面の範囲を照らし合わせて選択する必要があります。日本自動車タイヤ協会(JATMA)が示す通り、冬用タイヤとして使用する際は全輪への装着が必要であり、溝の摩耗限度(プラットホームの露出など)にも注意が必要です。

道路規制に応じた通行の可否

冬期の高速道路や主要幹線道路では、降雪状況に応じて通行規制が敷かれます。規制の種類によって、走行できる条件が異なります。

AW21など、メーカーが「冬用タイヤ規制」での通行に対応すると案内している製品があります。全輪装着や残り溝などの条件も、道路管理者の案内に従ってください。

一方、大雪特別警報や緊急発表に伴って発令される「チェーン規制」の場合は、規制区間の手前で全車にタイヤチェーンの装着が義務付けられます。スタッドレスタイヤや氷上対応のオールシーズンタイヤであっても、チェーンを装着していなければ通行できません。冬季に降雪地域を走行する際は、適合するチェーンも用意しておきましょう。

使用環境に合わせた適切な判断

積雪や凍結の頻度が少なく、路面状態が悪化した際に車の運転を控えたり予定を変更したりできる環境であれば、オールシーズンタイヤの利便性を活かすことができます。

日常的に凍結路面や深い積雪路を走行する場合や、降雪地域への遠出が想定される場合は、専用のスタッドレスタイヤを選択することが推奨されます。車両の特性と使用環境に合ったタイヤを選定してください。

次回は、環境負荷の低減を目指すサステナブルタイヤについて解説します。

【第16章】サステナブルなタイヤとは?原材料とリサイクルの取り組み


お問い合わせはこちら

参考資料

サービスのご利用・ご相談はこちら