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【第4章】タイヤのHL規格とは?XL規格との違いと選び方

大島 正公開:更新:

小山市のクレスコタイヤサービスです。

車両の重量を支えるタイヤには、サイズだけでなく適切な負荷能力が求められます。バッテリーを搭載することで車両重量が重くなりやすい電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の普及に伴い、タイヤ規格の確認はより重要になっています。

従来のスタンダード規格やXL(エクストラロード)規格に加え、HL(ハイロードキャパシティ)規格のタイヤも登場しています。コンチネンタルは2021年にHL規格タイヤの製造を発表しました。車両に必要な負荷能力を満たすタイヤの選び方と表示の確認方法を整理します。

車両重量とタイヤ規格

タイヤは内部の空気圧によって車重を支えており、規格ごとに指定された空気圧に応じて支えられる最大の重さ(負荷能力)が定められています。

乗用車用タイヤの主な規格には次の種類があります。

  • スタンダード規格:一般的な乗用車用タイヤの標準的な規格。
  • XL(エクストラロード / レインフォースド)規格:スタンダード規格と同じサイズでも、内部構造を強化して高い空気圧に対応し、より大きな負荷能力を持たせた規格。
  • HL(ハイロードキャパシティ)規格:同じサイズおよび同じ空気圧のXL規格と比べ、さらに高い負荷能力を発揮できるよう設計された規格。

必要な規格は、車両メーカーが要求する負荷能力によって決まります。EVであっても、車種によって指定される規格は異なります。

HL規格タイヤの表示と特徴

HLタイヤは、サイズ表示の先頭に「HL」と記載されるのが特徴です。

例えば「HL 245/40 R19 101Y XL」のように表記されます。この表示例のように、HL規格のサイズ表記とともにXLの文字が併記されるタイヤも存在します。

同じタイヤサイズであっても、規格によって対応するロードインデックス(負荷能力を示す数値)が異なります。タイヤを新しく選ぶ際は、断面幅や扁平率、リム径だけでなく、先頭のアルファベット表記やロードインデックスまで確認することが重要です。

交換時のタイヤの選び方

タイヤを交換する際は、車両の取扱説明書や新車装着タイヤの指定を確認します。

新車時にHL規格タイヤが指定されている車両には、交換時もHL規格のタイヤを装着してください。同じサイズのXL規格タイヤを装着すると、車両に必要な負荷能力を満たせなくなるおそれがあります。

タイヤサイズや規格を変更したい場合は、車両メーカーの指定を確認し、装着するタイヤが必要な負荷能力を満たすか専門店に相談しましょう。

空気圧の管理

タイヤが規定の負荷能力を発揮するためには、適正な空気圧が不可欠です。

HL規格やXL規格のタイヤを装着している場合でも、自己判断で空気圧を設定するのではなく、車両の運転席ドア開口部などに貼付されている空気圧表示ラベルや取扱説明書の指定値に合わせて調整します。タイヤの規格を変更する場合は、必要な負荷能力を確保できる空気圧を確認してください。

まとめ

車両に適合するタイヤを選ぶ際は、サイズ表示に加えて負荷能力や規格の確認が欠かせません。純正指定がHL規格である場合は、交換時にもHL規格タイヤを選定し、指定された空気圧を維持して運用しましょう。

次回は、国内で普及が進むハイブリッド車を対象としたタイヤ選びについて取り上げます。

【第5章】ハイブリッド車・e-POWERのタイヤ選び:低燃費性能と静粛性を見極めるポイント


タイヤのサイズ表示や規格の確認について疑問がある場合は、お気軽にご相談ください。

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