【第11章】ランフラットとシーリングタイヤの違い|パンク時の備え方
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
スペアタイヤの代わりに応急修理キットを備える車種もありますが、側面の損傷など、キットでは対応できないパンクもあります。
パンクへの備えとして知られているのが、空気圧を失った後の移動を助ける「ランフラットタイヤ」と、穴からの空気漏れを抑える「シーリングタイヤ」です。それぞれの特徴や仕組み、選ぶ際の注意点を解説します。
1. パンク後の移動を助ける「ランフラットタイヤ」
BMWをはじめとする欧州車などで使われるランフラットタイヤは、サイドウォール(側面)を補強し、空気圧を失った後も一定の速度と距離で走行できるよう設計されています。
メリット:
- パンクした場所から、安全に停車・点検できる場所まで移動できる。走行可能な速度と距離は、製品と車両の取扱説明書による。
- スペアタイヤへの交換作業が不要。
デメリット:
- 側面が硬いため、乗り心地が硬めになりやすい。
- 一般的に価格が高い。
- パンク後の修理可否は、損傷箇所やパンク状態での走行履歴を確認したうえで判断する必要がある。
装着する際は、車両への適合に加え、空気圧の低下を知らせるシステム(TPMS)の有無も確認が必要です。
2. 穴を自動でふさぐ「シーリングタイヤ」
シーリングタイヤは、トレッド(路面と接する面)の内側に粘着性のあるシーラント剤を備えたタイヤです。ミシュランの「セルフシール」やコンチネンタルの「ContiSeal(コンチシール)」などがあります。
釘などがトレッド部に刺さると、シーラント剤が穴をふさぎ、空気漏れを抑えます。コンチネンタルのContiSealは、トレッド部にできた直径5mmまでの穴への対応を案内しています。
ただし、側面の損傷には対応できません。また、空気漏れが抑えられることで、異物が刺さったままでも気づきにくい場合があります。異物を見つけた際は空気圧を確認し、専門店で点検を受けてください。
3. 車両と使い方に合わせて選ぶ
ランフラットタイヤは空気圧を失った後の移動を助け、シーリングタイヤはトレッド部の小さな穴からの空気漏れを抑えます。
役割が異なるため、車両の指定や装着できるサイズ、普段の使い方に合わせて選ぶことが大切です。どちらも、車両への適合条件を確認したうえで選びましょう。
まとめ:パンクへの備え
ランフラットタイヤやシーリングタイヤを装着していても、側面を傷めた場合などは走行を続けられないことがあります。車に備わる応急修理キットや、ロードサービスの連絡先も確認しておきましょう。
次回は、タイヤのローテーションについて。4本の摩耗状態の確認と、位置交換の判断方法を紹介します。
【第12章】EVのタイヤローテーション|摩耗の確認と位置交換の判断
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