【第6章】低燃費タイヤの「グレード」でガソリン代はいくら変わる?
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
タイヤのカタログやラベルで見かける低燃費タイヤのマークには、「AAA」や「A」といった等級が記載されています。タイヤの性能差によって実際の燃料代はどれくらい変わるのか、購入費用の差額と釣り合うのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、制度の基準や燃料代の計算例をもとに、タイヤ選びで知っておきたい費用の目安を解説します。
低燃費タイヤのグレードとは?
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が運用する「低燃費タイヤ等のラベリング制度」では、タイヤの転がり抵抗性能をAAA、AA、A、B、Cの5段階、雨の日のグリップ力を示すウェットグリップ性能をa、b、c、dの4段階で区分しています。
このうち、転がり抵抗性能が「A」以上で、かつウェットグリップ性能が「a〜d」の範囲を満たしているものが「低燃費タイヤ」と位置づけられます。
転がり抵抗の等級は、決められた試験方法で測ったタイヤの抵抗値を区分したものです。車両の燃費は、走行環境や車両の状態などによっても変わります。
等級と燃料代をどう結び付ける?
タイヤの転がり抵抗が小さくなると車のエネルギー効率は上がりますが、特定の等級差がそのまま何パーセントの燃費向上につながるかは走行条件により様々です。
費用の感覚をつかむために、ここでは「仮にタイヤ交換によって燃費が15km/Lから4%改善し、15.6km/Lになった場合」という計算例で燃料代の差を求めます。
お金に換算してみよう!
試算にあたり、以下の条件を仮定します。
- ガソリン価格:170円/L(試算用の仮定値)
- 基準燃費:15km/L
- 年間走行距離:10,000km
交換前:15km/Lの場合
- 年間の消費ガソリン:約667L(10,000km ÷ 15km/L)
- 年間の燃料代:約113,333円(10,000km ÷ 15km/L × 170円/L)
交換後:15.6km/Lの場合
- 燃費が4%向上:15.6km/L
- 年間の消費ガソリン:約641L(10,000km ÷ 15.6km/L)
- 年間の燃料代:約108,974円(10,000km ÷ 15.6km/L × 170円/L)
差額は年間で約4,359円、およそ4,400円の節約という計算になります。
3〜4年間使う計画なら
年間走行距離・燃費・ガソリン価格を同じ条件で計算すると、燃料代の差額は以下のようになります。
- 3年間:約13,077円(約13,000円)
- 4年間:約17,436円(約17,400円)
購入価格の差と比べる
燃料代の差額が見えてくると、タイヤ本体の購入価格差と比較しやすくなります。
先ほどの試算例(3年で約13,000円の節約)をもとに考えると、比較する2つの候補のタイヤ4本の価格差が10,000円であれば、3年で約3,000円分のプラスになります。一方で、価格差が20,000円ある場合は、燃料代の節約分だけでは購入時の差額を回収しきれません。
また、年間の走行距離が短い場合は燃料の消費量そのものが少ないため、節約できる金額も小さくなります。例えば年間3,000kmの走行であれば、年間の節約額は約1,308円、3年間でも約3,923円にとどまります。
まとめ
低燃費タイヤを選ぶ際は、ガソリン代の節約額だけでなく、タイヤ自体の価格差やご自身の年間走行距離を照らし合わせることが大切です。
転がり抵抗性能だけでなく、雨天時の安全性に関わるウェットグリップ性能や耐摩耗性も確認しながら、使い方に合ったバランスの良いタイヤを選びましょう。