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「AAA/c」って何?タイヤラベル(グレーディング)の読み方と、重視すべき性能

大島 正公開:更新:

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。

交換用として販売される乗用車用タイヤ(スタッドレスタイヤを除く)のカタログや製品ラベルを見ていると、「AA/b」や「A/c」のような表記を目にすることがあります。 これは日本自動車タイヤ協会(JATMA)が定める「タイヤラベリング制度」に基づく性能表示です。タイヤの転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を一定の統一基準で等級分けしており、タイヤ同士の性能を比較する目安になります。

ラベルに並ぶアルファベットが何を表しているのか、それぞれの指標の意味とタイヤ選びのポイントを整理して解説します。

ラベルに表示される2つの指標

ラベルには、大文字で示される転がり抵抗性能と、小文字で示されるウェットグリップ性能の2つが表示されています。

1. 転がり抵抗性能(左側の大文字)

タイヤが転がるときに生じる抵抗の少なさを表す指標です。抵抗が小さいほど車輪の回転が妨げられにくくなり、自動車の燃費向上に寄与します。

  • 等級: AAA、AA、A、B、C(AAAが最も抵抗が少ない等級)
  • 低燃費タイヤの基準: 転がり抵抗性能が「A」以上で、かつウェットグリップ性能が「a」から「d」の範囲を満たす製品に、統一マークが表示されます。

転がり抵抗性能は抵抗の度合いを示す指標であり、燃費自体の改善率そのものを直接表す数値ではありません。

2. ウェットグリップ性能(右側の小文字)

濡れた路面におけるタイヤのグリップ性能を表す指標です。

  • 等級: a、b、c、d(aが最も高い等級)

この等級は、規定された散水路面で基準タイヤと制動性能を比較した指数にもとづいて判定されます。実際の走行環境やあらゆる天候下での総合的な安全性を順位付けしたものではありませんが、濡れた路面でのブレーキ性能を比較する客観的な目安になります。

ウェットグリップ性能に着目する理由

転がり抵抗を小さくすることと、濡れた路面でのグリップを高めることの両立は、タイヤ開発の課題の一つです。シリカの配合・分散技術などで両立を図る開発が進められており、製品ごとに両方の等級を見て比較できます。

転がり抵抗性能が「A」以上の低燃費タイヤであっても、ウェットグリップ性能は製品によって「a」から「d」まで等級が分かれます。雨の日のブレーキ制動を重視したい場合は、転がり抵抗の等級だけでなく右側の小文字のウェットグリップ等級もしっかり確認することが大切です。

タイヤ選びのポイント

  • 雨の日の制動を重視する場合: ウェットグリップ性能で「a」や「b」を獲得している製品を優先して候補にし、その中から予算や求める燃費水準に合うものを絞り込むと選びやすくなります。
  • 同じ銘柄でもサイズごとに等級を確認する: タイヤは同一のトレッドパターンや銘柄であっても、タイヤサイズ(幅や扁平率など)によってグレーディングが異なる場合があります。製品名だけでなく、実際に装着するサイズごとの表示を確認してください。
  • ラベル外の性能も考慮する: ラベリング制度で示されるのは転がり抵抗とウェットグリップの2指標です。乗り心地、静粛性、耐摩耗性(ロングライフ性能)などはラベルの等級には含まれないため、製品説明や目的に応じて総合的に判断しましょう。

まとめ

タイヤのラベリング制度は、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能という2つの基本性能を客観的に比較できる便利な仕組みです。 低燃費マークの有無だけでなく、雨天時の制動の目安となるウェットグリップ等級や、サイズごとの仕様の違いを把握した上で、日頃の走行環境やニーズに合ったタイヤを選びましょう。

タイヤ選びで迷ったときは、クレスコタイヤサービスへご相談ください。等級に加えて、乗り心地や静粛性のご希望も伺いながら候補をご案内します。

参考資料

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