【第2章】軽トラ・軽バンの「6PR」と「80/78N」―表記の違いと互換性
軽トラックや軽バンのタイヤを探すと、「145R12 6PR LT」と「145/80R12 80/78N LT」という2つの表記を見かけます。数字の並びは異なりますが、日本自動車タイヤ協会(JATMA)の互換表では相互に交換できる組み合わせです。
小山市のクレスコタイヤサービスが、表示の読み方と交換時の確認ポイントを紹介します。
表記が変わった理由
小形トラック用タイヤでは、サイズ表示を国際標準(ISO)に合わせるため、従来の82シリーズから80シリーズへのサイズ変更が行われました。「145R12 6PR LT」と「145/80R12 80/78N LT」は、その対応する組み合わせの一つです。
従来の表記にある「6PR」はプライレーティングで、タイヤの強度・負荷能力を示す表示です。タイヤ内部のカーカスが実際に6層あるという意味ではありません。
「145/80R12 80/78N LT」の場合は、次のように読みます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 145 | タイヤの幅を示す呼び |
| 80 | 偏平率 |
| R | ラジアル構造 |
| 12 | ホイールのリム径を示す呼び(インチ) |
| 80/78 | 単輪使用時/複輪使用時のロードインデックス |
| N | 規定条件での最高速度を示す速度記号 |
| LT | 小形トラック用タイヤ |
サイズ中の「80」と、後ろの「80/78」に含まれる80は、別の意味です。後者はタイヤが支えられる重さに関わる指数を示しています。
相互交換時にも適合を確認する
JATMAの互換表では、「145R12 6PR LT」から「145/80R12 80/78N LT」への交換と、その逆の交換に対応しています。
購入する際は、互換関係に加えて車両の指定やホイールへの適合、必要な負荷能力を確認します。同じ外径や幅に見えるタイヤでも、乗用車用の製品を商用車用と同じものとして選ぶことはできません。
同じ車軸で82シリーズと80シリーズを混ぜない
JATMAは、同一車軸の左右で82シリーズと80シリーズを混用しないよう案内しています。交換可能な組み合わせでも、片側だけ別のシリーズに変える使い方は避けてください。
前後で異なるシリーズを使う場合も、車両の指定と装着の適合を確認する必要があります。
空気圧は新しいタイヤに合わせて確認する
交換時には、車両の指定と新しいタイヤの空気圧・負荷能力の対応を照らし合わせます。必要な空気圧は積載条件や装着位置にも関わるため、表示を変更したという理由だけで一律に増減するものではありません。
購入するタイヤの表示で迷った場合は、現在の指定サイズや使い方をもとにご相談ください。クレスコタイヤサービスでは、軽トラ・軽バン用タイヤの選び方と交換のご相談を承っています。