【キャンピングカー編】CP規格とタイヤ選び・空気圧管理のポイント
居住用設備や荷物を常時積載するキャンピングカーは、車両重量が重く、重心が高くなりやすい特性があります。タイヤにかかる負担は一般的な乗用車と大きく異なるため、車両の実重量や前後左右の荷重バランスに見合ったタイヤ選びと空気圧管理が欠かせません。
小山市のクレスコタイヤサービスが、キャンピングカーのタイヤ選びと点検で押さえたいポイントを紹介します。
設備や荷物を含めた重さを考える
家具や水タンク、サブバッテリーといった架装や荷物を積み込むと、タイヤの負荷能力に対する余裕が小さくなりやすい傾向があります。荷物の配置によって左右や前後の輪荷重が偏ることもあるため、車両全体の重さだけでなく、前後左右のタイヤにかかる負担も確認することが大切です。
また、車両を長期間駐車したままにする場合、接地面に荷重が集中し続けることで生じるフラットスポットや、時間の経過に伴う自然な空気の漏れによる空気圧低下にも注意が必要です。
キャンピングカー向け「CP規格」の特徴
CP規格は、ETRTO(欧州タイヤおよびリム技術機構)で規定されているキャンピングカー向けタイヤ規格です。高負荷域での常用や長期駐車といったキャンピングカー特有の使用環境を想定して設計されています。
商用車向けのLT/C規格タイヤと比較した場合、同一サイズであれば最大許容荷重そのものは一般に同等とされていますが、後輪単輪での使用などにおいて、より高い空気圧での充填設定が認められている点が異なります。
例えば、ミシュランのオールシーズンタイヤ「CROSSCLIMATE CAMPING」の225/75R16CP 118/116Rサイズでは、後輪単輪使用時の指定空気圧表に600kPaが設定されています。これは特定のタイヤ製品・サイズ・装着位置におけるメーカー設定例であり、すべてのキャンピングカーに共通する空気圧ではありません。適切な空気圧は、車両や架装メーカーの指定値およびタイヤメーカーの空気圧表を確認して調整する必要があります。
バルブの適合と冷間時の空気圧点検
高い空気圧で使うタイヤでは、タイヤ本体だけでなくホイールやエアバルブの耐圧性能の確認が必要です。上述のCROSSCLIMATE CAMPINGでは、設定空気圧が450kPaを超える場合は金属製エアバルブを使用するよう指定されています。
空気圧の点検は、走行前のタイヤが冷えている状態(冷間時)に行うことが基本です。走行後はタイヤ内部の空気が熱膨張して空気圧が上がります。この上昇した数値を見て空気を抜いてしまうと、タイヤが冷えた際に適正空気圧を下回り、負荷能力不足に陥るため注意が必要です。
当店でのタイヤ交換作業について
当店では、キャンピングカーのタイヤ点検や空気圧調整の相談を承っています。
大型のキャンピングカー(キャブコン等)は、重量や車体寸法、ジャッキアップポイントの形状などによって当店の設備では作業できず、タイヤ交換をお受けできない場合があります。
キャンピングカーのタイヤ交換をご希望の際は、事前に車種やサイズをご相談ください。