【第19章】中古タイヤをEVに履かせるリスク:プロが推奨しない理由
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
当店はタイヤ買取も行っているため、質の良い中古タイヤが入荷することもあります。 しかし、EVにお乗りのお客様に対して、中古タイヤを積極的におすすめすることは、ほぼありません。
「安くて溝が残っていればいいじゃないか!」 と思われるかもしれませんが、そこにはプロとして見過ごせない**「明確なリスク」**があるからです。
今回は皆様の安全のために、本音をお伝えします。
1. ゴムは生鮮食品と同じ「生もの」
タイヤのゴムは、時間が経てば経つほど硬くなり、油分が抜けて劣化します。 見た目の溝がたっぷり残っていても、製造から4年、5年と経ったタイヤは、ゴムの柔軟性が失われ、内部構造も目に見えない疲労を蓄積しています。
2. EVの負荷は、老体には酷すぎる
第1章から繰り返しお伝えしている「EVの重さ」と「大トルク」。 これを中古タイヤ(劣化したゴム)で受け止めるとどうなるでしょうか?
- グリップしない: 硬くなったゴムは路面を掴めず、EVのパワーで簡単にスリップします。雨の日はスケートリンクのように滑ります。
- バースト(破裂)の危険: EVの車重による負荷に耐えきれず、劣化した内部構造(ワイヤーなど)が剥離し、走行中に突然破裂するリスクが跳ね上がります。
特に、前の持ち主がどのような使い方をしていたか分からない中古タイヤは、「爆弾」を抱えているようなものです。 ガソリン車なら耐えられるかもしれませんが、EVの過酷な負荷は、古タイヤには荷が重すぎるのです。
3. 規格違いの罠も多い
中古市場に出回っているタイヤの多くは、旧来のガソリン車向けの規格(スタンダード規格)です。 EVに必要な「XL規格」や「HL規格」を満たしていない中古タイヤを、知らずに履かせてしまうケースが後を絶ちません。
これをしてしまうと、強度不足で車検に通らないどころか、公道を走ること自体が危険行為となります。
まとめ:安全は新品でこそ担保される
「あと半年で乗り換えるから、とりあえず持てばいい」 といった特別な事情がない限り、EVには**必ず「新品のタイヤ」**を履かせてあげてください。 それが、ご自身とご家族の命を守り、愛車を長く大切に乗るための最低条件です。
どうしても予算が厳しい場合は、型落ちの新品や、コストパフォーマンスの高いメーカーの新品をご提案します。 「中古で済まそう」とする前に、まずは一度ご相談ください!
次回は、いよいよ最終章。 パンクしないタイヤ?自動運転?未来のタイヤのお話です。
【第20章】10年後のタイヤはどうなる?「エアレスタイヤ」とEVの未来
「ネットで安く新品を買ったんだけど、持ち込み交換できる?」 もちろんです!新品であれば、ネット購入品の持ち込み交換は大歓迎です。
連載記事
- 第20章
【第20章】10年後のタイヤはどうなる?「エアレスタイヤ」とEVの未来
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【第19章】中古タイヤをEVに履かせるリスク:プロが推奨しない理由
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【第18章】EV専用ホイールの選び方:空力特性(エアロ)で電費を稼ぐ
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【第16章】サステナブルなタイヤとは?原材料までエコな次世代タイヤ
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【第14章】EVのスタッドレスタイヤ選び:重い車体でも滑らない条件とは?
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【第13章】空気圧は「高め」が正解?電費と乗り心地のベストバランスを探る
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【第12章】EVこそローテーションが命!偏摩耗を防ぐプロの管理術
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